炭麗とは?

ロータリーキルン[炭麗-たんれい]といい、有機物の炭化によるリサイクルシステムを指します。

商品化コンセプト

●地球にやさしい炭を自然燃焼方式でつくります。
●有機性廃棄物を良質の炭に再生し土壌や水の蘇生をはかります。
●人にやさしい作物と環境をつくります。

特徴

自然通風・高温安定燃焼でダイオキシンや臭気を分解。
炭化炉は800℃~1000℃で燻炭を作り、未燃焼ガスは1200℃で燃焼しますのでダイオキシン発生の心配がありません。

強制通風ファンを用いませんので消費電力が少なくてすみます。

自然燃焼方式(自燃式)のため連続運転中は静粛性の高い燃焼を実現いたしました。

原料や炭化物の扱いは自動化されています。

予備燃焼時には石油バーナーを利用しますが、自然燃焼(自燃式)が始まりますとバーナーを止め燃料は使いませんのでランニングコストを抑えられます。

システムフロー

原料

木材チップ・もみがら・畜糞類・おから・有機汚泥・堆肥

原料供給機

ベルトコンベヤ式・スクリュー式・キャタピラー式・ペレット式
原料の形状、水分に合わせて各種取りそろえております。

粉砕機

ハンマー型・ロール型・ロータリー型
原料を均一な燃焼をさせるため選択できます。

(水分40%超は乾燥が必要です)

1次乾燥機(ロータリーキルン型)

水分80%程度の原料を乾燥し水分40%程度に予備乾燥します。

型式 キルン内径(mm) 能力(m3/H)
S-800 O 800 2~3
S-1000 O 1000 4~5
S-1200 O 1200 5~7
S-1600 O 1600 8~10

(材料や水分により能力が異なります)

炭化装置(ロータリーキルン型)

型式 能力(m3/H)
SMK-800(S/W) 3.0~4.6
SMK-1000(S/W) 8.0~9.2
SMK-1200(S/W) 12~15
SMK-1600(S/W) 15~20

(もみがらの場合)

S型:シングルバーナー仕様 W型:ダブルバーナー使用

【排ガス対策】

(冷却)


(炭化物)

粉砕機

粉砕羽根に特殊バイト(超硬チップ仕様)を取り付けることで、
もみがらやピートモスなどを細かく粉砕できます。

型式 能力(m3/H)
FM-2 3~5
FM-4 8~10

環境保全関係法令

廃棄物処理法

廃棄物処理法処理能力が1日5t以上のごみ処理施設(焼却施設においては、1時間当たり200Kg以上または、火格子面積が2m²以上)は本法の対象となる。
※200kg以下は炭化炉となる。

大気汚染防止法
火格子面積が2m²以上、または焼却能力が1時間当たり200Kg以上であるごみ焼却炉は、本法のばい煙発生施設に該当する。
ダイオキシン対策法
廃棄物焼却炉で1時間当たり50Kg以上または、火床面積0.5m²以上が特定施設となり、大気、水質、土壌の環境基準と排出基準の適用を受ける。